今更「渋谷ではたらく社長の告白(著:藤田晋)」を読んだ感想

今更「渋谷ではたらく社長の告白(藤田晋)」を読んだ感想

今日は、今更ながらサイバーエージェント社長の藤田晋さん著の「渋谷ではたらく社長の告白(2005年発刊)」を読んだので、書評を書いてみようと思います。

なんでこの本を買ったかというと、Kindleストアのおすすめに何度も表示され、Kindle版は383円と意外と安かったし面白かったという評価が多かったため、買ってみました。

渋谷ではたらく社長の告白の要約

この「渋谷ではたらく社長の告白」は、サイバーエージェント社長の藤田晋さんが福井県で生まれ育ち、幼少期に何を思い、どんな少年だったかというところから始まります。

それから、どうして社長になろうと思ったのか、上京してからの大学時代は何を考えながら、どういった仕事をしていたか。
サイバーエージェント設立からは、社長として何を考えながらどんな思い出仕事をしていたか。

そして、ネットバブルの恩恵を受け、サイバーエージェントの読んでいて怖いくなるくらいの急加速っぷりや、株式市場に上場してから一気にネットバブルが弾け、その間の苦しみと回復の時を、赤裸々に書いた小説形式の自伝になります。

ちなみに、サイバーエージェントと言えばアメブロやアメーバピグに代表されるような「Ameba」系のサービスが最も知名度が高いような気がしますが、これを書いた頃にはまだAmebaは生まれていなかったときのようです。

渋谷ではたらく社長の告白の感想(書評)

僕にとっての「IT系社長」といえば、僕が高校生の時にテレビを騒がせていたホリエモンこと元ライブドア社長である堀江貴文さんか、YOSHIKIさんの親友でありいつも利用させてもらっている楽天グループの三木谷社長です(笑)

ライブドアが上場したのは2003年で、世間にIT社長といえばホリエモンという印象を植え付けましたが、藤田晋さん率いるサイバーエージェントは2000年の上場だそうで、当時高1だったころの僕にはあまり印象に残っていないようです。

まず思ったのは、高校生のころはバンドを組んでボーカルを務め、将来はミュージシャンを目指していた藤田社長でしたが、自分は歌がうまくなかったと自覚していたこともあり、上京する前にミュージシャンになることを諦めます。

もしかしたら、藤田社長が歌が上手かったら、現サイバーエージェントは存在しなかったということになりますよね(笑)

もしもあのひとが歌が上手ければ、芸能人の公式ブログとしてよく使われるアメブロも存在しなかっただろうし、一時期仲間内でのコミュニケーションツールになっていたアメーバピグも存在しなかったというわけです。
なんだか、バタフライエフェクトのような感覚に包まれます(笑)

それにしても、この本を読んでびっくりしたのが、がっつりIT系会社であるサイバーエージェントですが、実は藤田晋さんは堀江さんのようにプログラマー畑の出身ではなく、ガッツリ営業マン畑の出身だったのですね。
これはびっくりです。

設立から数カ月後に、当時オン・ザ・エッヂ社長だった堀江貴文さんと出会って、プログラム関係はそちらに任せてある的なことも書いてありました。

そう、IT社長の全てはプログラマー出身というわけでは無いみたいです。
そして、たくさんお金を持っているであろう社長といえども、苦悩はたくさんあるし、決して楽ではないし、強靭な精神力が必要であるということがわかります。

ただ、藤田さんの場合は、あまりお金にがっついているイメージではありませんでしたが、そこは本当にお金ではなく「21世紀を代表するような会社を作る」という夢を純粋に追っていたというのが良くわかります。

同じく有名IT社長である堀江貴文さんの書籍に何度も書かれている「没頭することが大事」と書かれていますが、藤田さんも純粋に仕事に没頭していたというのが良くわかります。

やはり成功者は「没頭している」ということを改めて思い知らせてくれる。

また、藤田社長は昔は作家も目指していたようで、「渋谷ではたらく社長の告白」は純粋に楽しめる小説としての評価も高い。

ビジネス書ではなく、これから起業を夢見る若者に向けての刺激になるように書かれた書籍で、ビジネス書ならではの難しい専門用語や、堅苦しい表現などはしないように書いたみたいです。
タイトルも「働く」ではなく「はたらく」とひらがななので、とっつきやすさもありますからね。

実際に、僕も何日かに分けて読もうとしたが、純粋に楽しく、読みやすい言葉や文体で書かれており、一気に読んでしまいました。

やはり、仕事のできる男は、文章を書くこと一つとっても違うのか(汗)

この本で学んだこと

  • できる男は文章力がまず違う
  • できる男はやっぱり没頭する
  • はったりをかまして実績はそれに合わせるように作る
  • 社長ならではの苦悩もあるんだなぁ

というところでしょうか。

そういえば、サイバーエージェントがネットバブルが崩壊してから回復までの軌跡はさらっとしか書かれていませんでしたが、あくまでそれは上場当初に植えた種が、数年後にやっと芽を出し花を咲かせたということだそうです。

これって、ブログアフィリエイトやサイトアフィリエイトにも通じているところがありますよね。

とくにブログの場合は設立したての頃って、どんなに頑張っていい記事を書いても検索上位にはなかなか出てこないんですよね。
それこそ、どんなに頑張っても。何個記事を書いても。

それで、心が折れそうになる数カ月後に、だんだんと花を咲かせはじめる。
しかし、多くのチャレンジャーは花を咲かせる前に諦めてしまうんです。

つまり、ブログアフィリエイターのような自分のやっている仕事が花を咲かせるのかどうか不安になって疑心暗鬼になるような時期を、ブログアフィリエイトと比較にならないような規模で藤田社長は体験していたということでもあるわけです。

この本は、今から10年以上前に書かれたものですが、今読んでも面白いですし、起業じゃなくてもこれから何かを始める人の刺激になるのは、間違えありません。

 

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