あのGLAYが結婚式限定の楽曲使用料を徴収せず、無償提供したいと発表したようです。
さすがGLAY!みんなのためにJASRACと闘ってくれてたみたい!
なんだかんだでGLAYは僕が中学校のときに全盛期で、そのときはどちらかと言うとLUNA SEA派だったのでそこまで聞いていなかったのですが、20を超えてから聞くと、歌詞の意味とか分かってきて好きになってきたんですよね。
何よりも、GLAYといえば音楽業界では「あの人達、本当にいい人!」という人柄が素晴らしいということみたいです。
GLAYが事務所とトラブルを起こして、ヤヴァイ状況になったときでも、大先輩の氷室京介さんがコラボしてくれて手助けをしてくれたのも彼らの人柄が成せたものだったのでしょう。
で、今回はGLAYがJASRACと争ってまで、これから幸せになる二人のために楽曲を無償提供してくれるようにしたみたいです。
なんでもこの件には、GLAY側とJASRAC側でずっと揉めていたみたいで、もうすこしで裁判になるところでJASRACのほうが折れたみたいです。
事務所を独立してインディーズバンドになり、現在はTAKURO氏が社長を務める個人事務所ですが、本当にTAKUROさんはよく闘ってくれたと思います。
ただたに曲の製作者側が「使っていいよ~♪」と言ってタダで使えるようになる簡単な世の中ではなく、JASRACという利権問題というか巨悪というか、それらの課題をクリアしないといけないわけですからね。
しかも、GLAY側で自分たちが儲かるようになるというわけではなく、あくまでみんなの結婚式を盛り上げるために闘ったわけですから、本当に男前としか言えない!
「結婚式という人生の素晴らしい舞台で自分たちの曲を使用してもらえることは大変喜ばしいことであり、それであれば自分たちは無償提供したい」
とのこと。
しかし、こういう自分たちの歌は自由に使ってほしいというアーティストが多く出てきている中、JASRACはこうした前例を認めてしまっては後々いろいろな試練に立たされでしょうが、まぁ頑張ってくださいという感じでしょうか☆
でも、僕としては「自分たちの歌は、いい意味でなら自由に使ってほしい」というのは、ミュージシャンのみならず、多くのアーティストが持っている思いなのではないのでしょうか?
僕も昔は自分でオリジナル曲を演奏するバンドをやっていましたし、何かしらクリエイトするということをやってきました。
そうして自分が生み出したものが、批判のための引用に使われるのはファッキンですが、そういった「いい場面で」プラスのために使われるのは、最大級の栄光ですからね。
タダというわけではない
とはいえ結局のところ、どうやらこれは結婚式でGLAYのSONGLISTにある曲はタダで使用できるというわけではなく、あくまで現段階ではGLAY側は使用料などを受け取りはしないけれど、JASRACやNexToneという団体の方ではしっかりと徴収するということだそうです。
「演奏権と複製権の使用料を各管理団体(「JASRAC」or「NexTone」)にお支払いいただくこととなります」
しかし、それはそれで結局のところ分かりづらくなってしまって混乱を招きかねない心配も出てきますよね。
実際僕もそれをよく読むまでは、完全無償だと思ってはいたので(汗)
名曲「HOWEVER」は結婚式に適さない?
結婚式でGLAYの楽曲仕様が無償化されましたが、なんだかんだでこれまでもGLAYの「ずっと2人で…」とか「HOWEVER」などが使われてきたかと思います。
けれど、HOWEVERは超いい曲なんだけれど、結婚式で使うには、あまり歌詞の内容的にもアレかなと(汗)
HOWEVERの方はまさにGLAYを超スターにしたような名曲ではありますし、「絶え間なく注ぐ愛の名を、永遠と呼ぶことができたなら」って歌詞も心にぐっと来て覚えやすい歌詞です。
ただあの曲の歌詞の意味は、TAKUROさんの別れた彼女への想いを歌った歌なわけで(汗)
ちなみに僕も純粋だった中学生の頃はまさに結婚式に使われるようなこれからも守っていくよというような歌だと思っていたのですが、20代になってから改めて歌詞を聞いて
やっぱり、絶え間なく続く愛とか永遠とか未来図とかいうフレーズは「一緒に居るふたり」にちょうどいいフレーズですからね。
とはいえ、歌詞の意味なんてあくまで人によって好きに解釈をしてもいいと思いますし、すんごいいい曲だし結婚式に使っても全然良いとは個人的に思います。
ただ、結婚式に足を運んでくれたお客さんの中に熱心なGLAYファンがいたら、HOWEVERをかけて「この曲って、別れた彼女への…云々」という感じでツッコまれないかちょっと心配してみました(汗)