バイきんぐが、2014年6月開催のオール新作コントライブの模様を収録した3作目のDVDの感想です。
卒業式
小峠さんは今までしごいてきた分のツケを返されるのかと警戒していたが・・・。
ライブの1発めということで、なかなかツカミの良い良作ネタです。
なにげに小峠さんがツッコミで、西村くんがボケるというポジションではなく、珍しく西村くんがまともな神経を持っているキャラとして登場する、バイきんぐにしてはちょっとちょっとめずらしいタイプのネタです。
小峠さんが、だんだんと武装を解除していく様子がまた面白いですよね。
ピザ屋
デリバリーピザが1時間以上待っても到着しないとクレームを入れた小峠さんのもとに現れた配達員の西村くん。
どうやら西村くんは配達に向かう途中で・・・!
おバカな西村くんに小峠さんが注意するといういつものスタイル!
純粋に面白いネタです。
「しばらくフィリピンで身を隠します!」→「ピザ屋のとる行動じゃないねぇ」というところは地味に印象的でした。
運転免許
不合格で落ち込みまくる西村くんをなだめようとする小峠さん・・・。
このネタは、あまり面白くなかったというか、話の芯がぼやっとしている。
特に、バイきんぐには「卒業生」という運転免許に関する超良作のネタがあるので、それをイメージしてしまってタイトルだけでハードルを上げてしまっていたのかもしれない。
「ライクじゃない…ラブだよ♪」→「ダッせ!」というところは笑ったw
アパート
これねぇ、実は僕自身も、昔住んでいたアパートが懐かしくなって時々見に行きたくなるという気持ちは非常にわかる(笑)
そして、ネタ自体もいい感じで西村くんの明るいサイコキャラを引き出していて面白い!
まさにヤヴェ奴です。
あと、オチが弱いとバイきんぐですが、このネタのオチは秀逸でした♪
クラブ
どうやら西村くんには色々と秘密があるようだ。
このネタはまぁまぁ面白いけど、間が悪いと言うかテンポがあまり良くない。
印象には残るが、そんなに何度も見たくなるネタではないかな。
最後のシーンはせっかくの演技派の西村くんなので、もっと迫力のある演技ができれば素晴らしいネタになったかもしれない。
バンジー
なかなかバンジーを飛べない西村くんに、小峠さんが苛立っている。
あれ・・・このネタが本当に印象に残っていない。
レストラン
バイトの面接の結果をわざわざ聞きに来る西村くんもアレだが・・・。
このネタも地味に好きなネタです。
今回もいい感じでヤバいやつを演じる西村くんですが、小峠さんの方も珍しくゲスっぽいキャラを演じています(笑)
「ほとんどクリオネだよ!」という小峠さんの独特な褒めも印象に残ります。
これを…
そのあるものとは?
このネタでは、西村くんは瀕死で死にそうな状態を演じています。
ネタの序盤で小峠さんが一人でテンション高く叫び続けてスイッチが入った感じがしたのですが、ネタの後半ではテンションが下がっていてちょっと残念。
ネタの内容やオチ自体は大したことないしなんとなく見ていて予想もつくところではあるが、なんだかんだで面白い。
コンビニ
小峠さんが店長を務めるコンビニで、バイトの西村くんが発注ミスをしてしまったようだ・・・。
このネタはかなり好きです!本当に面白かった!
おバカな西村くんに小峠さんが注意するネタだが、このネタでは西村くんに小峠さんがノッかっていって笑顔になるジャンルのやつ(笑)
しかしホッチキスのハリを1200個発注するっていうところですでに面白い!
レジカウンターにホッチキスの針を置いたところ、何故か売れていく様子を見てテンションが上っていく小峠さんの様子がめちゃめちゃ面白いです。
殺人現場
どうやらこの殺人現場を見て様子がおかしい西村くんであるが・・・?
面白い!このライブのラストを飾るにふさわしいネタだと思います。
殺人現場でありながら、賃貸物件としてこの部屋を気に入って終始テンションの高い西村くんに、小峠さんが注意する。
とにかく殺人現場で言ってはいけないような不謹慎な言動の数々が西村くんの口から飛び出します。
そして、西村くんのサイコキャラネタの最高峰であるとも思います。
小峠さんも「このサイコ野郎が!」とツッコんだあとに、西村くんが急になんとも言えないキリッとした表情を浮かべるのはまさにサイコ(笑)
バイきんぐ「Jack」の総評
バイきんぐ3作目の「Jack」は発売日に購入し、2作目が駄作だった故に少し心配していたが、そんな心配も吹き飛ぶほど面白かった!
前作からの反省が現れたのか、勢いもコントのテンポも良くって、あっという間の45分だったように思える。
本当に笑っている時間が長かった。
1作目の「King」ほどバラエティに富んだ内容ではなかったが、バイきんぐの持ち味である「動と静」がしっかりと前面に押し出されている。
何よりも、ここからしっかりと「西村くん=サイコ」というキャラ付けを意識してネタに盛り込んでいるようにも感じました。
バイキングと言えば、小峠英二さんのキレのいいツッコミばかりが注目されますが、バイきんぐの面白さはそこに西村くんの雰囲気から滲み出るナチュラルなサイコっぽさが必要不可欠だと思うんですよ(*^^*)
ここに来てハッキリと彼らは、どんな作風のネタがお客さんにウケるのか、ファンの人達は自分達にどういう面白さを求めているのかをしっかりと把握できた印象です。
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