東京に憧れて上京を考える人にこそ読んで現実を知ってほしい「まだ東京で消耗してるの?(書籍版) 」

東京に憧れて上京を考える人にこそ読んで現実を知ってほしい「まだ東京で消耗してるの?(書籍版) 」の書評

僕はこの前、埼玉県の大宮に行ってきたのですが、そこに行く新幹線の中で読んだ本がとても面白かったので紹介したいと思います。

読んだ本は、超有名ブロガーであるイケダハヤト氏の「まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく」という、同氏のブログ名でもある「まだ東京で消耗してるの?」というタイトルを冠した本である。

「まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく」はどういう内容なの?

僕もこうしてブログを書いているわけですから、イケダハヤト氏のブログも読むし、他に出版された本も知っている。

高知に移住されてからのイケダハヤト氏の活動を知りたいというのもありましたし、同氏のブログ運営などに関する内容以外の本も読んでみたいと思っていたところでした。

この「まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく」はまさに、イケダハヤト氏が東京から高知へと移住をし、そこで生活しはじめた経験や考えに基づいての「地方への移住を促進する本」という内容です。

東京で暮らすことがいかに消耗的でコスパが悪く、バカバカしいことなのか。

そして、地方で暮らすことがいかに楽しく健康的で、仕事や生活面でのコスパがいいのかを、いつものイケハヤ節で痛快に解説してくれる内容です。

 

東京人よりも東京に憧れる地方人にこそ読んで欲しい本である

この本は「今、東京で暮らす人」に向けて書かれた本かもしれないけど、僕はあえて「今、地方で暮らす人」の視点で読んでみた。

というか、現に富山という地方で暮らしているのでそういう視点でしか読むことはできないのだが(汗)

また、僕は今でこそ地元を大切に思っているが、それでも20代の中盤あたりでは東京に上京することを憧れていもした。

今でも、テレビで東京に住んでいることを当たり前のように話す人達に対してちょっぴりムカついちゃったりもします。

「都心からわずか1時間で行けまーす♪」と言われても「都心から何時間でいけるとかどうとか関係ねーよ☆」みたいなね。

そしてまた、自分の仕事がうまくいかない時は「やっぱり東京に住んでいれば…」とかまで思ってしまう時期さえありました。
(すでにそう思う時点で何をしようが何処に住もうが上手くはいかないのだが)

早い話が、東京に憧れながらも地方にくすぶっている「東京コンプレックス」の人にこそ読んで欲しい内容です。

  • 地方にはいい仕事がない。
  • 地方には刺激がない。

はたして本当にそうなのでしょうか?
この本では、地方ならではの仕事や金脈、地方ならではの刺激や発見が書かれています。

確かに東京には様々な仕事がありますが、結局のところ東京では「住」という金銭的な問題が発生します。
せっかく働いたお金も、ウサギ小屋みたいなアパートに支払って、ただ「住む」ためだけに働く日々なような気がします。

個人的には、東京で車を持つこともハードルが高いので、自由に好きなところへ行き来することができませんし、電車などの公共の乗物だけで過ごすのはストレスが溜まりそうです。

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昔こそ、東京か首都圏に生まれたかったとは思っていましたが、今となっては逆に地方に生まれてよかったと思います。

地方に移住するという勇気のいる決断をする必要も無いですからね。

とはいえ、東京でしかできないことがあるのでしたら、上京をすべきだとは思います。
なぜなら、あなたの人生は1回しかありませんからね。

しかし、

  • 自分の住んでいる地方には仕事がないから上京したい。
  • 田舎には刺激がないから上京したい。
  • とくにアテもないけど東京で一旗揚げたい。

と、漠然とした思いで東京に憧れる人にはぜひ一度読んでほしく、改めてわざわざ東京に行かなくても、地方でもできることやまだ未開拓な市場があることを再確認してほしいです。

わざわざ東京に消耗しに行かなくても良いのではないかと。

東京に憧れるのは時代遅れの田舎人であるからこそ

この2010年代になった現在でも、東京に憧れを抱くのはまさに田舎人の習性と言うか、時代遅れな感じもするかもしれません。

ぶっちゃけもう、世界はワイヤレスでつながっていますし、わざわざ東京じゃないとできない仕事というのも減っていると思います。

何より、僕の住む富山とも北陸新幹線が繋がって東京まで2時間と、距離的にも近くなりました。
もしくは、LCCの格安航空もありますし、高速バスだってあります。

ぶっちゃけ言えば、東京に住まずとも東京に「行く」分にはさまざまな方法があります。

もっといえば、東京は「行く」ところであって「住む」ところではありません。

そもそも、東京まで行って「人に雇われ、人に仕事を与えて貰いに行き、給料をもらってバカ高い賃貸に住まわされる」という奴隷生活を送りに行きたいのであればそれも良いかと思いますが♪

強いて言うなら、群馬県あたりに住めば、都心まで約2000円で気軽に行くことができて、生活するところは群馬県という、いい感じの地方感あふれる静かでゆっくりとした街。
最高じゃないですか!

 

ABOUTこの記事をかいた人

富山に住んでる30代の個人自営業者。 日々インプットしたことを、自分がしっかり覚えるためと誰かの役に立てるようにこのブログでアウトプットしていきます♪ ついでに富山のグルメや観光情報などもPRしていきます。