以前は僕が紙の本よりも電子書籍版を選ぶ理由や、電子書籍を使うメリットなどを書きましたが、電子書籍はなにもいいことばかりではありませんし、そのデメリットもあります。
今回は僕なりに、そんな電子書籍が紙の本に比べて劣っている点や、電子書籍を選ぶデメリットをご紹介したいと思います。
目次
古本として売ることが出来ない
僕が電子書籍を購入する上で一番デメリットだなぁと思っているのは、この部分です。
そう、あくまで電子書籍はデータである以上、それを古本としてネットオフに売ったり、Amazonのマーケットプレイスに出品して本の購入費を取り戻すことが出来ないというのが最大のデメリットかと思います。
発売からそこそこ年月が経ったものであれば、値段も大してつかないからいいのですが、発売されたばかりの新刊や、人気のある書籍などは紙の本であれば読んですぐにでも古本として売れば半額くらいのお金は取り戻せたりするんですよね。
それが電子書籍じゃ、出来ないというのが悩ましいところでもあります。
紙の本に比べて目に悪いよ
電子書籍を読む代表的なデメリットというのが、紙の本に比べて明らかに目に悪いということでしょう。
紙の本であれば光源に照らされた文字を読むので明るい部屋で読む分にはそこまで目に悪くはありませんが、タブレットで読む場合はバックライトのLEDで光る「光源」そのものを直視することになるので、当然のことながら紙の本に比べて目に悪影響を及ぼすのは考えなくても分かることかもしれません。
ブルーライト削減アプリなどを入れて、目に優しい設定にしても完全にブルーライトを削減するには至りませんからね。
これも、世界的にいまいち電子書籍が普及しなかった大きな理由のひとつでもあるかと思います。
また、Kindleなどの読書専用に設計された端末を利用することで、少しでも読書による目への負担を減らすことが出来ます。
ただKindleでは楽天Koboを使えないので、悩むところではありますが。
バッテリーが切れたら読書終了だよ
タブレットやKindleで電子書籍を読むには当然のことながらバッテリーが必要になるので、そのバッテリーが0になってしまえば、当然のことながらどんなに話が盛り上がっているところであっても楽しい読書は強制終了です。
とはいえ、動画を見るのと違って電子書籍を読む分には激しくバッテリーも消耗しませんし、バッテリーが少なくなれば充電したりすればいいだけの話ですが、あくまで電子機器を使うわけなのでそういうことも起こり得るということです。
タブレットを買う初期費用がかかるよ
タブレット端末にしても、Kindleなどの電子書籍リーダーにしても、それを購入するための初期費用がかかります。
スマホはみんな持っているかもしれませんが、タブレット端末を持っているという方は少ないでしょう。
スマホでも電子書籍は読めますが、どんなに液晶の解像度が高かろうとやはりその画面の小ささが仇となって快適に読書を楽しむことは難しいかと思います。
となれば、やはり読書用のタブレットを購入する初期費用がかかってしまいます。
安い中華製タブレットであれば5000円未満からアリますが、液晶の質が悪くギラついて目に悪いものもありますので、タブレットであればなんでもいいという訳にはいきません。
個人的にはAmazonのFireタブレットの一番安いものであれば、Amazonプライム会員価格で4980円で購入することが出来ます。
しかも、ISP液晶なので見やすいのです。
コレクション魂が満たされない
このあたりは僕自身、そこまで本のコレクションには執着がないのでいいのですが、 本棚に並べられた本を見てコレクション魂を燃やすのが日本男児の特徴でもあります。
電子書籍でデータとして並んだ本棚を見てもコレクション魂が満たされないという方も多いかもしれません。
やはりコレクション魂を満たすには形に残る「実物」が一番ですからね。
家族共有のタブレットだったら…
これは一部の方に当てはまるかもしれませんが、タブレットが家族共有のもので同一アカウントで使用しているのであれば・・・あなたがこれまで買った本の内容や趣味趣向が家族にバレてしまいます。
男性であれば成人男性向けの書籍であったり、女性であればBL本などの表紙がドドンと本棚に表示されちゃいます(泣)
それらの人には秘密にしておきたいジャンルの本を愛読されているのであれば、自分専用のタブレットを購入して読むのが一番得策です。
電子書籍のデメリットをまとめると
電子書籍のデメリットをまとめる以下になります。
- リセールが出来ない
- 目に悪い
- バッテリーが切れるともう読めない
- タブレット端末をまず購入しなきゃいけない
- コレクション魂が満たされない
- 家族共有のタブレットで秘密の本は買えないよね
という感じです。やはりいくら電子書籍がエコで安いと言っても、これだけデメリットが在れば世界的にも普及率がいまいち伸びないのもうなずけます。
それでも、僕があえて電子書籍で読書をするのは、デメリット以上にメリットを感じるからです(*^^*)