去年の12月、嫁さんの希望でもあり僕のやりたいことでもあったので群馬県までわざわざレトロ自販機でうどんやラーメンを食べるという体験をしに行ってきました。
ちなみに僕の住む富山を始め北陸地方ではこのレトロ自販機というものがすでに、絶滅しているそうなので、日帰り旅行がてらにレトロ自販機の群馬へ行こうということです。
目次
レトロ自販機とは
今更説明する必要もないのですが、レトロ自販機とはタイトル画像のようにどことなく今ではもう製造されていないような昭和を感じる自販機のことです。
代表的なものは、うどんそばやラーメンと言ったラーメンの自販機で、他にもホットサンドやハンバーガーなどの自販機も有名です。
基本的にはレトロ自販機はあくまで造語ですので、その定義は「レトロさを感じる自販機」であればなんでもいいのだと思います。
カップラーメンの自販機もありっますが、あれはレトロ自販機と言うべきなのかは謎ですが(笑)
でもそのうちレトロ自販機の仲間入りするのかなぁ。
行ってきたのは群馬県藤岡市のドライブイン七輿
今回行ってきたレトロ自販機は群馬県藤岡市にある「ドライブイン七輿」というところ。
とりあえずここに目的地を決めた理由は、富山から高崎まで行こうとすると高速料金もかかるし比較的近い藤岡市にしようということと、何よりもうどん、ラーメンだけではなく、ホットサンドやハンバーガーまでとラインナンプが揃っているので、代表的なレトロ自販機メニューはここでほとんど食べられるというわけです。
そしてここは国道沿いに面している店でも無いので、車で走っていれば見つけられるというようなお店ではないので、スマホのカーナビを頼りに行くことをおすすめします。
〒375-0057 群馬県藤岡市上落合853
さてさて、ドライブイン七輿の外見はこのように看板の塗装も剥がれたまさにレトロな昭和のドライブインという感じです。
中に入ると、自販機コーナーとゲームコーナに分かれていて、ゲームコーナーには古臭いクレーンゲームの筐体にそこそこ新しい景品が並んでいたり、「今更だれがやるん?」というような古いアーケードゲームが並んでいます。
むしろ「今更誰がやるん?」という感じが逆にやりたくなって、100円を入れて遊んでしまったのは僕だけではないでしょう。
ちなみに、レトロ自販機にはお札は入らないのでこちらのゲームコーナーで両替をさせていただきました。
さて、いよいよレトロ自販機のモノを食べていきたいと思います。
今回は、嫁と二人できたので一通りのメニューは食べていけそうです。
レトロ自販機で食べたものの感想
天ぷらうどん
うどんといったら、やはりもちもちの麺が一般的かもしれませんが、こちらのドライブイン七輿のうどんは平打ち麺です。
平打ち麺らしく自販機の中にあったとは思えないようなコシがまだ残っています。
あとは、エビ天がちょこんと乗っている感じでしょうか。
ちなみにそばも昔は出していたみたいですが、現在はうどんとチャーシュー麺のみとなっておりました。
チャーシュー麺
自家製のチャーシューが自慢のチャーシュー麺。(350円)
ちなみにラーメンというメニューも有るのですがこちらは売り切れで、普段から販売しているのかどうかわかりません。
らーめんの方は、ほとんどラードを使用していないあっさりスープで、麺がかなり太めです。
自家製のチャーシューが自慢なのですが、実際にこのチャーシューがかなり美味しい!
画像でもわかるように噛みごたえのあるチャーシューで、噛めば噛むほど味が出てくる。
うみゃいっ!!
ハンバーガーとトーストサンド
こちらはついでにという感じでもありましたが、せっかくなのでこの機会にいただきましょう。
ハンバーガーは見ての通り、ふにゃふにゃになっていて、味的にもまさにやっすいハンバーガーです。
だけれど、このレトロで可愛い箱が欲しかったのです(笑)
ちなみに、おみやげがてらにもう一個買って帰りました。
ホットサンドは、うっすいパンの中にチーズとハムが入っている感じで、これはかなり絶品です。
このペラペラ具合と、焼き具合、そして安っぽいチーズの味がいい感じです。
ちなみにこちらのドライブイン七輿では「ピザ」と「ハム」があるのですが、ピザのほうはかなり薄味でしたのでハムのほうが個人的に好きです。
ラーメンだけじゃお腹は満たされないよという方は、このハムのトーストサンドも一緒にどうでしょう。
ちなみに、こちらの店主の方はドライブイン七輿のステッカーなどのグッズ販売や、レトロ自販機で食べれるうどんやラーメンのお持ち帰り用も販売しているところが商魂たくましくて大好きです。
レトロ自販機に味を求めちゃいけない。大切なのは「体験」ということなんだ。
味覚は人それぞれありますし、地域による味覚というものもありますので、今回はあまり味についての感想は深くは掘り下げませんでしたが、レトロ自販機に「味」というものは過度に期待してはいけません。
大切なのはレトロ自販機で購入したものを食べるという「体験」を食べることなのです。
これこそが、レトロ自販機の醍醐味じゃないかと。
- 懐かしさを感じる自動販売機にコインを入れる感覚。
- メニューのボタンを押す感触。
- どんなものが出てくるのかワクワクしながら待つ時間。
- 出てきたプラスチック容器を取り出す行為。
- そして、自販機の中で調理された変わったものを食べるという体験。
そういった体験を食べることにこそ価値があります。
むしろ、そこまで色々考えるとこれはこれでかなり美味しく感じるようになりますからね♪
ぜひあなたもそんな「体験」を食べに群馬県まで行ってみてください☆
絶滅危惧種のレトロ自販機のうどんやラーメンですので、いつまで食べれるかわかりませんからね。