バーに行ってみたいんだけど、ぶっちゃけ入りづらいし勇気がいるよね。
大人としてバーに行ってみたいという方や、デートでバーを利用したいと思いながら、なかなか最初のバーデビューできないという方も多いでしょう。
そこで、初めて一人BARに行くときに勇気を振り絞ってデビューした過去を持つ僕の経験を元に、これからひとりで初めてバーに行くという方のために役立つことを書いていこうと思います。
目次
バーはあえて「入りづらいオーラ」を出しているのだ
バーってなんでよりにもよってあんなに入りにくい雰囲気を出しているんだろうと思ったことはありませんか?
もっと入りやすいほうがお客さんもいっぱい入るだろうにという感じで。
実はバーが入りづらい雰囲気を出しているのは、あえてああいう雰囲気を出しているのです。
と言うのは、やはり落ち着いた空間や、特別感を出すため、そして重い扉を開けるドキドキ感の演出。
また、逆にあえて入りづらい雰囲気を出すことで「うぇーい!」という酔っぱらいを入れさせず、あくまで落ち着いた空間を保持するためというのもあります。
やはり、そういう重い扉をしたBARの中は非常に静かで落ち着いた雰囲気を保っていますし、逆にもっと若者向けな雰囲気が漂うバーの中は非常に賑やかだったりもします。
けれども、やっぱりバーは入りにくい雰囲気がある。
大丈夫です、安心してください。
入りづらいからこそ、マスターはプライドをかけて暖かくあなたを迎え入れてくれるはずですし、そこには特別に大人の世界があります。
それにバーテンダーを職業としている方々も、初めて入るお店は緊張すると言っているのですから、緊張して当たり前です。
というか「大人のお店」というイメージを出しながらも、健全なお店というのは逆にバーくらいなんじゃないでしょうか。
おすすの時間帯
初めてバーに行くときの時間帯ですが、これは人の価値観によって2つに別れます。
開店してすぐの時間か、客入りの多くなる午後10時以降です。
開店してすぐのときは、マスターさんも十分にあなたにかまってあげられますし、マスターとの会話を楽しみたいという方や、バーの手ほどきをマスターから受けてみたいという方は開店直後の時間帯に。
もう一つは、お客さんが多くなる10時以降です。
マスターと1対1は逆に緊張するという方であればこちらでしょう。
他にお客さんが入れば客の一人として溶け込めますし、寂しくはないかもしれません。
おすすめのBAR選び
これはやはり王道の手法で、ネットで事前に調べてから行くのが良いでしょう。
ネットであれば口コミはもちろん、店の写真も載っていますので雰囲気も分かりやすいです。
始めて行くのであれば、あまりキャラの濃くない純粋なオーセンティックな雰囲気のあるショットバーが良いでしょう。
更に言うと、カウンター席がそれなりに多いところなどが良いかもしれませんね。
常連さんたちで少ないカウンター席を占領されていては、一見さんには入りづらくなります。
最近は、バーの場合はお店のサイトを持っていないほうが多いのですが、フェイスブックでお店のPRをしている事がありますので、気になったお店はさらに検索してフェイスブックやツイッターなどやっているかも調べるとよりその店の雰囲気がわかっていいですよ。
また、ホットペッパーやぐるなび、バーナビなどでお店を出していたりするのは、新規のお客さんも呼び込みたいためでもありますので、そういうお店は常連さん以外お断りなんてことはなく、むしろ「新規のお客さん来てくれてありがとう!」というウェルカムモードであるというのもひとつの参考にしてください。
それでもBARに入りづらいときは…
事前に下調べなどしたのに、それでも初めてのバーに入りづらいときは、あらかじめお酒を飲んで体内にアルコールを取り入れ、ほろ酔い状態で行くのもおすすめです。
僕は初めての一人バーデビューのときはそうしました(笑)
コンビニでお酒を買ってというよりも、比較的入りやすそうな居酒屋さんで飲んでいくほうが良いですね。
そもそもバーはお酒を飲みに行くところでありますからベロンベロンの状態でなければ、お酒を飲んで行っても良いわけですし、多くの人は2軒目以降に来るものですからね。
「ちょっと飲み足りなくて…」という気持ちで行けば良いのです。
アルコールの力を利用して、重いバーの扉を開いてみましょう。
もしくは、会社や友人たちの飲み会の後に、お酒で気持ちよくなったその足で「ちょっと飲みたりなくて…」のスタンスで行くのもいいかと思いますよ。
最初の一杯は?カクテルにするかウイスキーにするか。
最初の一杯は、バーテンダーさんの力量を測るために「ジントニック」がおすすめなんて記事がそこらじゅうにありますが、ぶっちゃけなんでもいいと思います。
というよりも、逆にどの記事もジントニックジントニックばかり書いてあるものですから、逆にジントニックを注文するのが素人くさく…(汗)
いきなりウイスキーをストレートでいってもいいですし、お店のオリジナルカクテルを頼んでもいいし、なんならビールを注文したっていいんです。
よくよく観察すると、本当にみんなそれぞれ十人十色で色々なものを注文されています。
最初の一杯に、ルールもセオリーもありません。
カクテルに関しては、
- ロングかショートか
- スッキリか甘めか
- 炭酸は有りか無しか
を伝えれば何かしら作ってくれるはずです(笑)
「なんかロングカクテルを作って欲しいです・・・スッキリしたやつで、炭酸の入ったロングカクテルでお願いします」
みたいに注文してみても良いかと。
ベースのお酒を何にするかまで決まっていれば、それを伝えてみてもいいですし、僕の場合は「どんなお酒が出てくるんだろう?」とワクワクしている場合も多いので、ベースのお酒はおまかせということもよくあります。
とりあえず最初の一杯は本当に自分が飲みたいものを素直に伝えるのがいいでしょう。
だってバーは、お酒を楽しむためのお店であり、人が飲みたいお酒なんてそれぞれなんですから。
予算は?
予算は、とりあえずレアなウイスキーさえ注文しなければ、二杯飲んで5000円あればお釣りが来るかと思います。
ちなみに、伝票の方には明細は書かれておらず支払う分だけの金額が書かれています。
殆どのバーでは、席代、ナッツなどのお通し代、サービス料をひっくるめた「チャージ料」というものが設定されています。
なんか会計が高いなと思ったら、それはチャージ料なので突っ込まないように(笑)
街のショットバーでしたら500~1000円というところが多いですね。
お酒の方は、メジャーなウイスキーが1杯800円くらいから、カクテルが1杯1000円前後という感じでしょうか。
ビールも700円からという感じで少々高めの値段設定ですが、しっかりと管理されたビールサーバーを使っているとか、雰囲気代という感じで割り切りましょう。
基本バーテンダーさんは優しい(*^^*)
バーテンダーさんといえば、カチッとスーツを着て無表情でグラスを拭いているというイメージもありますが、大丈夫です。
バーテンダーさんは基本的にめっちゃ優しいです(笑)
と言うのは、バーはお酒を飲みに行くお店でもありますが、マスターやバーテンダーさんの接客も商品の一つです。
ちゃんと、それなりのおもてなしをしてくれます。
それにバーは、常連さんを作ってナンボの商売でもありますから、お客さんに気持ちよく帰ってもらって常連さんになってもらえたり新しいお客さんを連れてきてほしいわけですから、雑な扱いはしません。
人を安心させる落ち着いた口調で接してきてくれます(*^^*)
初めてひとりでバーに来たなら「こういうお店にひとりで行ってみたくて」と素直に正直に告げてみてもいいですよ。
それで常連さんがワイワイやっていたり、どうしても場に馴染めなかったなら1杯だけ飲んでさっさとお店を出てもいいわけですからね♪
BARに行く理由をはっきりさせるといいですよ
人生でわざわざ行く必要のない、バーにわざわざ緊張してまで行くには理由と自分へのメリットがあるからです。
- 大人気分を味わってみたい
- バーを利用できる大人になりたくて
- 今度デートで使ってみたいから
- 興味本位で
- 純粋にお酒が好きで
- SNSやブログのネタとし
などなど、かならず理由と自分へのメリットがあるはずです。
新しい挑戦をして何かを得ようとするときは、何かしら緊張と不安を伴うはずですから、初めて一人でバーに行くという不安があって当たり前です。
それにあくまでバーはお店です。
お店がお客さんをウェルカムな気持ちで迎え入れてくれるのはほぼ当然ですから「自分は客だぞー」という気持ちで行ってみましょう。
この記事が、人生で初めてひとりでバーに行ってみたいけど不安に思っているという方のお役に立てれば嬉しいです。
↑マンガでわかる初めてBARに行く人向けの本